- 2025-02-24 (月) 6:00
- お役立ちコラム
粉茶、手軽に本格的なお茶の味わいを求める方にとって魅力的な選択肢です。
しかし、その独特の粉末状の性質から、初めての方にはどのように淹れるのが最適なのか、少し戸惑うかもしれません。
今回は、粉茶の基本的な淹れ方から、より美味しくいただくためのコツ、アレンジ方法までを分かりやすくご紹介します。
粉茶の世界を気軽に楽しんでいただけるよう、丁寧に解説していきます。
粉茶の飲み方基礎知識
粉茶とは何か
粉茶は、煎茶や玉露などの茶葉を製造する過程で生じる、細かい粉状の茶葉を原料としたお茶です。
「こなちゃ」と読みます。
一般的な茶葉よりも安価で、手軽に本格的なお茶の風味を楽しめる点が魅力です。
高級な玉露を使った粉茶も存在します。
粉末茶と混同されやすいですが、製造方法が異なります。
粉茶は茶葉の「出物」を使用するのに対し、粉末茶は茶葉を粉末状に加工したものです。
粉茶の種類と特徴
粉茶は、原料となる茶葉によって味が異なります。
煎茶を原料とした粉茶は、爽やかな風味とまろやかな味わいが特徴です。
一方、玉露を原料とした粉茶は、より濃厚で深い味わいが楽しめます。
それぞれの原料の特徴を生かした、様々な粉茶が販売されています。
粉茶に必要な道具
粉茶を淹れるのに必要な道具は、急須、茶こし、湯呑み、計量スプーンなどです。
急須は深蒸し茶用のものがおすすめです。
茶こしは、細かい粉末が通りにくい網目の細かいものが適しています。
湯呑みは、熱湯を注ぐため、熱湯に強い陶器製が好ましいでしょう。
粉茶の基本的な入れ方手順
急須に粉茶を適量入れます。
一人分は約2gが目安です。
沸騰したお湯を注ぎます。
お湯の温度は、使用する粉茶の種類によって調整する必要があります。
パッケージの指示に従うか、煎茶や玉露を淹れる際の温度を参考にすると良いでしょう。
蓋をして30秒ほど蒸らします。
茶こしを使って、湯呑みにゆっくりと注ぎます。
粉茶は細かいので、茶こしを使うことで茶葉が湯呑みに流れ込むのを防ぎます。
最後の一滴まで丁寧に注ぎ切ることが、二煎目以降の美味しさを保つポイントです。

粉茶の飲み方応用編とアレンジ
粉茶の温度と濃さ調整
お湯の温度や粉茶の量を調整することで、濃さや風味を好みに合わせて変えることができます。
濃い味が好みであれば、粉茶の量を増やすか、お湯の量を減らします。
薄めが良い場合はその逆です。
また、お湯の温度を下げることで、よりまろやかな風味に仕上がります。
二煎目以降の淹れ方
粉茶は、二煎目以降も美味しく飲むことができます。
一煎目を注いだ後、急須に残った茶葉に再度お湯を注ぎ、同様に蒸らして注ぎます。
ただし、二煎目以降は、一煎目よりも少し短く蒸らすと、渋みが少なく美味しくいただけます。
粉茶を使ったアレンジレシピ例
粉茶は、お茶としてだけでなく、様々な料理にも活用できます。
例えば、粉茶を混ぜ込んだおにぎりや、粉茶をふりかけたトーストなど、手軽にアレンジできます。
また、お菓子作りにも利用でき、独特の風味を活かしたオリジナルレシピも楽しめます。
粉茶の保存方法
粉茶は、湿気や直射日光を避けて保存することが大切です。
開封後は、密閉容器に入れて、冷蔵庫で保存するのがおすすめです。

まとめ
粉茶は、手軽に本格的なお茶の風味を楽しめる、魅力的な飲み物です。
粉茶の豊かな風味と手軽さを、ぜひ日常に取り入れてみてください。
粉茶の種類によって最適な淹れ方が異なる場合があるので、パッケージの表示も確認することをお勧めします。
また、茶葉の量や時間などを調整することで、自分好みの味を見つけるのも楽しみの一つです。
当店は、土から水、葉茶の摘み方にいたるまで徹底的にこだわり抜いた製品のみを取り扱っております。
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