- 2025-02-11 (火) 6:00
- お役立ちコラム
日本茶は、その種類や淹れ方によって、全く異なる風味を楽しめる奥深い飲み物です。
一口に「日本茶の作り方」といっても、煎茶、抹茶、ほうじ茶など、種類によって最適な手順が異なります。
今回は、初心者の方でも手軽に美味しく日本茶を淹れられるよう、代表的な日本茶の淹れ方を分かりやすくご紹介します。
日本茶の種類と基本的な作り方
日本茶の種類紹介
日本茶は、大きく分けて不発酵茶(緑茶)、半発酵茶(ウーロン茶)、発酵茶(紅茶)に分類されます。
今回は、日本を代表する不発酵茶である煎茶、抹茶、ほうじ茶の作り方を重点的に解説します。
煎茶の淹れ方
1:茶葉の準備
茶葉は、使用する量を事前に計量しておきます。
一般的には、茶葉1杯分あたり2〜3グラムが目安です。
2:急須の温め
急須を熱湯で温めて、茶葉の温度変化による風味の変化を防ぎます。
3:茶葉の投入
温めた急須に茶葉を入れ、熱湯を注ぎます。
水の温度は、70〜80度が適温です。
4:蒸らし
茶葉を30秒〜1分ほど蒸らします。
蒸らし時間によって、お茶の濃さや風味に変化が出ます。
5:注ぎ出し
ゆっくりと、急須から湯呑みに注ぎ出します。
最初の1煎目は、茶葉の旨味成分が最も多く抽出されるため、ゆっくりと注ぐことが大切です。
抹茶の点て方
抹茶は、茶葉を粉末にしたもので、独特の濃厚な風味と美しい緑色が特徴です。
1:茶器の準備
茶碗、茶杓、茶筅を用意します。
茶碗はあらかじめ熱湯で温めておきます。
2:抹茶の量
茶杓で抹茶を約2グラム取ります。
3:熱湯の準備
約80度の熱湯を茶碗に注ぎます。
4:点て方
茶筅で、円を描くように抹茶を点てます。
泡立ちが良くなるように、力加減を調整しながら点てます。
5:完成
均一な泡立ちになったら完成です。
ほうじ茶の淹れ方
1:茶葉の準備
茶葉を、使用する量を事前に計量します。
煎茶よりも多めの量を使うのが一般的です。
2:熱湯の準備
沸騰した熱湯を用意します。
ほうじ茶は、高温のお湯でも渋くならず、香ばしい風味を楽しむことができます。
3:茶葉の投入
急須またはマグカップに茶葉を入れ、熱湯を注ぎます。
4:蒸らし
約1分ほど蒸らします。
煎茶よりも長めに蒸らすことで、より深い香ばしさを引き出すことができます。
5:注ぎ出し
急須から湯呑みに注ぎ出します。

日本茶の作り方は?各工程のポイントとコツ
茶葉の選び方
茶葉を選ぶ際には、産地、品種、製法などを考慮すると良いでしょう。
新鮮な茶葉を選ぶことが、美味しく淹れるための重要なポイントです。
茶葉の形状や色、香りなども参考にすると、より自分に合った茶葉を見つけることができます。
水の温度と量
使用する水の温度は、茶葉の種類によって異なります。
煎茶や玉露は70〜80度、抹茶は80度程度、ほうじ茶は沸騰したお湯を使用するのが一般的です。
水の量は、茶葉の量と茶器の大きさによって調整します。
茶器の種類と選び方
急須、茶碗、湯呑みなど、様々な茶器があります。
素材や形状、大きさなど、自分の好みに合った茶器を選ぶことが大切です。
陶器、磁器、ガラスなど、素材によってお茶の風味や温度に影響が出ることがあります。
茶葉の入れ方と蒸らし時間
茶葉の入れ方や蒸らし時間は、お茶の濃さや風味に影響を与えます。
茶葉の量を調整したり、蒸らし時間を変えることで、自分好みの味を見つけることができます。
美味しく淹れるためのコツ
お茶を美味しく淹れるためには、茶葉の鮮度、水の温度、茶器の清潔さなどに注意することが大切です。
また、茶葉の種類に合わせた最適な手順を理解することも重要です。

まとめ
今回は、日本茶の種類と、煎茶、抹茶、ほうじ茶の淹れ方を初心者の方にも分かりやすく解説しました。
様々な日本茶を飲み比べながら、自分のお気に入りの一杯を見つけるのも良いでしょう。
日本茶の世界は奥深く、それぞれの茶葉に個性があります。
今回ご紹介した内容を参考に、日本茶の世界をさらに楽しんでいただければ幸いです。
茶葉の鮮度にも注意し、丁寧な手順で淹れることで、より一層深い味わいを堪能できます。
ぜひ、色々な種類のお茶を試して、自分にとって一番美味しい淹れ方を発見してください。
当店は、土から水、葉茶の摘み方にいたるまで徹底的にこだわり抜いた製品のみを取り扱っております。
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