- 2025-02-28 (金) 6:00
- お役立ちコラム
お茶白折、その魅力をご存知ですか?煎茶や玉露などの副産物として生まれた白折は、意外にも奥深い味わいと特徴を持つお茶です。
低級品と思われがちですが、高級なものも存在し、その独特の風味は多くの愛好家を魅了しています。
今回は、白折の定義から、美味しい入れ方、そして他の類似茶との違いまで、白折の魅力を余すことなくご紹介します。
白折について知りたい方、新しいお茶に挑戦したい方は、ぜひ読み進めてみてください。
お茶白折とは何か
白折の定義と種類
白折は、煎茶や玉露などの製造過程で生じる茎や葉の細かい部分を原料としたお茶です。
そのため、煎茶や玉露に比べて価格が低い傾向にありますが、原料となる茶葉の質によって、品質に大きな差が生じます。
高級なものは「上白折」と呼ばれ、高い評価を得ています。
白折は、棒茶、茎茶、雁ヶ音などとも呼ばれ、地域や製造方法によって呼び名が異なります。
特に京都では、高級玉露や上煎茶の茎から作られた茎茶を「白折」や「雁ヶ音」と呼ぶことが多いです。
白折と棒茶・雁ヶ音・茎茶の違い
白折、棒茶、茎茶、雁ヶ音は、いずれも茶の茎や細かい葉を原料としたお茶です。
厳密な定義の違いは地域や製造者によって異なりますが、一般的には同じ意味で使われることが多いです。
特に京都では、高級な原料を使った茎茶を「白折」や「雁ヶ音」と呼び分ける傾向があります。
白折に含まれる成分と効能
白折には、カテキン、タンニン、カフェイン、アミノ酸(テアニンなど)、ビタミン、ミネラル、サポニン、フッ素、クロロフィルなどが含まれています。
これらの成分は、抗酸化作用、リラックス効果、疲労回復効果など、様々な健康効果が期待されています。
特に、旨みと甘みの成分であるテアニンが豊富に含まれている点が特徴です。
白折の選び方
白折を選ぶ際には、原料となる茶葉の品質に注目することが大切です。
高級な上白折は、香り高く、上品な甘みと旨みが特徴です。
また、製造方法や産地なども考慮すると、より自分に合った白折を見つけることができるでしょう。
パッケージに記載されている情報を確認し、自分の好みに合うものを選んでください。

白折の淹れ方と楽しみ方
白折の美味しい入れ方手順
白折を美味しく入れるには、お湯の温度と蒸らし時間が重要です。
2人分に対して大さじ1杯の茶葉を使用し、80~90℃のお湯で30秒ほど蒸らします。
沸騰したお湯を少し冷ますことで、苦味や渋みを抑え、甘みと香りを引き立てることができます。
茶葉の量を増やし、短時間で抽出することで、クリアで深い甘みを楽しむことができます。
白折に合うお菓子や料理
白折は、そのさっぱりとした味わいとほのかな甘みから、様々な和菓子や洋菓子と相性が良いです。
例えば、上品な甘さの和菓子や、あっさりとしたチーズケーキなどとの組み合わせがおすすめです。
また、白折は料理にも活用でき、例えば、白折茶漬けや、白折を使った和風ソースなど、様々なアレンジが可能です。
白折を使ったアレンジレシピ例
白折は、その独特の風味を生かして様々なアレンジを楽しむことができます。
例えば、白折を混ぜ込んだ白玉ぜんざい、白折風味のアイスクリーム、白折を使った和風だしなど、創造性を活かした様々なレシピが考えられます。
白折の保存方法
白折は、直射日光や高温多湿を避け、涼しい場所に保存することが大切です。
密閉容器に入れて保存することで、風味を長持ちさせることができます。
開封後は、なるべく早めに消費するようにしましょう。

まとめ
今回は、お茶白折の特徴、他の類似茶との違い、成分、美味しい入れ方、そしてアレンジレシピ例まで、様々な角度から白折の魅力を紹介しました。白折は、煎茶や玉露などの副産物として生まれたお茶ですが、その独特の風味と健康効果は、多くの愛好家を魅了しています。
低価格で手軽に楽しめる白折ですが、選び方や淹れ方次第で、より深い味わいを堪能できます。
ぜひ、この記事を参考に、白折の世界を探索してみてください。
独特の甘みと爽やかさを、あなた自身で確かめてみてください。
白折は、新たな発見と、お茶の楽しみ方の幅を広げるきっかけとなるでしょう。
そして、様々な料理やお菓子との組み合わせを試みることで、あなただけの白折の楽しみ方を見つけることができるはずです。
当社は、茶葉を育てる土や水から、育て方、摘み方までこだわっております。
お茶に少しでもご興味ある方は、お気軽にお問い合わせください。