- 2024-08-05 (月) 6:00
- お役立ちコラム
お茶の種類はたくさんありますが、実際にはどんな違いがあるのか、よくわからない人も多いのではないでしょうか。
お茶の選び方の基準を知りたい、お茶についてもっと詳しく知って、日々の生活を豊かにしたいと考えている方もいるかもしれません。
□お茶の種類を3つに分類!
お茶は、製造方法の違いにより「不発酵茶」「半発酵茶」「発酵茶」の3つに大別されます。それぞれの特徴や代表的な銘柄を理解することで、お茶の世界をより深く楽しむことができます。
1: 不発酵茶
不発酵茶は、茶葉を摘んだ後、すぐに加熱処理することで酸化を止め、緑色のままの状態に仕上げたお茶です。代表的な種類としては、緑茶、抹茶、煎茶、玉露、番茶などがあります。
2: 半発酵茶
半発酵茶は、茶葉を一部発酵させたお茶で、不発酵茶と発酵茶の中間に位置するお茶です。代表的な種類としては、烏龍茶があります。
烏龍茶は、発酵の度合いによって、様々な種類に分けられ、それぞれ異なる風味を楽しむことができます。
3: 発酵茶
発酵茶は、茶葉を完全に発酵させたお茶です。代表的な種類としては、紅茶があります。
紅茶は、発酵の度合いによって、様々な種類に分けられ、それぞれ異なる風味を楽しむことができます。
□緑茶・烏龍茶・紅茶|それぞれの魅力と代表銘柄
お茶の種類を理解したところで、それぞれの代表的な銘柄について詳しく見ていきましょう。1: 緑茶
緑茶は、日本茶の代表的な種類であり、様々な種類があります。煎茶、玉露、抹茶、番茶など、それぞれの特徴や歴史、選び方のポイントを紹介します。
1-1: 煎茶
煎茶は、緑茶の中でも最も一般的な種類です。
茶葉を蒸して揉み、乾燥させて作られます。
煎茶は、旨味と渋味があり、上級な品ほど香りが高くなります。
また、蒸し時間によって「浅蒸し煎茶」「深蒸し煎茶」など、様々な種類があります。
1-2: 玉露
玉露は、茶葉に覆いをかけ、日光を避けて栽培したお茶です。
日光を遮ることで、茶葉の光合成を活発化させ、旨みとなるアミノ酸(テアニン)が多くなります。
玉露は、旨みが多く、苦みが少ないのが特徴です。
高級茶として知られており、上品な味わいが楽しめます。
1-3: 抹茶
抹茶は、茶葉を石臼で挽いて粉末にしたお茶です。
茶道でおなじみの抹茶は、独特の製法で作られ、苦味の中に旨味と甘味を感じられる、奥深い味わいが魅力です。
1-4: 番茶
番茶は、茶葉の中でも硬くなった葉や茎などを原料として作られたお茶です。
タンニンが多く、渋みがあり、さっぱりとした味わいが特徴です。
カフェインが少なく、お子様や妊婦さんでも安心して飲めるお茶として知られています。
2: 烏龍茶
烏龍茶は、中国で生まれたお茶で、半発酵茶に分類されます。烏龍茶は、発酵の度合いによって、様々な種類に分けられ、それぞれ異なる風味を楽しむことができます。
中国大陸産と台湾産に分かれ、それぞれ異なる味わいが楽しめます。
2-1: 中国大陸産烏龍茶
中国大陸産の烏龍茶は、成熟した茶葉をしっかり発酵させて作られます。
しっかりとしたコクと旨味があり、渋みも感じられます。
2-2: 台湾産烏龍茶
台湾産の烏龍茶は、若い茶葉を軽く発酵させて作られます。
まろやかな味わいで、香りが高く、上品な味わいが特徴です。
3: 紅茶
紅茶は、茶葉を完全に発酵させたお茶です。世界三大紅茶であるダージリン、ウバ、キーモンなど、様々な種類があり、それぞれ異なる風味を楽しむことができます。
3-1: ダージリン
ダージリンは、インドのダージリン地方で収穫された茶葉で作られた紅茶です。
さわやかな香りと、上品な渋味が特徴です。
「紅茶のシャンパン」と呼ばれることもある、高級紅茶です。
3-2: ウバ
ウバは、スリランカのウバ地方で収穫された茶葉で作られた紅茶です。
メントールを思わせる、爽やかな香りが特徴です。
刺激的な味わいで、後味はすっきりとしています。
3-3: キーモン
キーモンは、中国の安徽省で収穫された茶葉で作られた紅茶です。
バラやフルーツのような、華やかな香りが特徴です。
甘味があり、やわらかな渋味を感じられます。
□まとめ
お茶の種類は、製造方法によって「不発酵茶」「半発酵茶」「発酵茶」の3つに分類されます。それぞれの代表的な銘柄には、独特の特徴や歴史、選び方のポイントがあり、お茶の世界は奥深いものです。
この記事を参考に、様々な種類のお茶を試して、あなたのお気に入りを見つけてみてはいかがでしょうか。